見積書が確定する時期
一条工務店で家を建てると、「着手承諾」という過程を踏みます。
これは、全ての間取り仕様が確定しました、よって、発注を開始しますというための捺印です。
上棟へ向けての準備が始まるということですね。
それぞれのHMによって、呼び名は変わるようですが、一条工務店では「着手承諾」と呼びます。
着手承諾以降は、オプションなどの変更は費用がかかります。
また、構造にかかわるような部分の変更はできなくなります。
そして、全ての仕様が決定するということは、金額も確定するということになります。
わが家は着手承諾をしたのは、2年前の年明けくらいでしたが、当時の坪単価で確定した建築費用はといいますと。
じゃじゃーーーん!
はい、27,969,788円(税込み)。
ギリ、2,800万円にに届かなくて、オット氏と「おーーー、ギリ危なかったぁ。」とか喜んでみました。
が・・・28を切ったところで、大した意味もありませんけどね。
Sponsored Link
わが家の実際の坪単価
で、坪単価はおくらとことで、単純に総額を延べ床面積で割ってみました。
税込みで904,585円(税抜き837,579円)です。
一条工務店がオフィシャルに坪単価として提示していた価格が600,000円(税抜き)ほどだったので、オプションや費用経費を加えて1.34倍になりました。
坪数が少ないと、坪単価は上がりますし、オプションや地盤の強化費でも変わってきますが、ひとつの目安として参考になる数字かと思います。
数字のマジックによる坪単価
ちなみに、まるっと、なーんにも付かない建築費用から導き出した素の坪単価は、623,377円(税抜)です。
でも、見積書に出ている坪単価(2015年7月契約時、首都圏)は、609,384円(税抜)となっていました。
この微妙な差額はなんでしょう?
ここに、数字のマジックが存在していまして、延べ床面積と施工面積という、二つの違う面積が存在するからです。
延べ床面積とは、実際の床の面積。
施工面積とは、バルコニーや吹き抜けなどの面積を、一条の計算式に基づいて加えた面積のことをいいます。
延べ床面積 < 施工面積ですから、一条が言っている坪単価は低い方の数字となります。
「坪単価」という言葉ひとつ取っても、いろんな数字が出て来るので、注意が必要です。
予算として考えるべき、本当の坪単価
大手HMの坪単価ランキングみたいなのがありますよね。
スウェーデンホームと三井ホームが、だいたいトップにいるような印象ですが、それが、90万~100万円と出ています。
ここに、わが家にかかった坪単価の1.3倍をかけてみると、確かにそれぞれのHMの予算に近くなる感じがしますね。
よって、1.3倍という数字は、予算を組む上で、また、各HMで、いくらくらいで家が建てられるのかを考えるうえで、ひとつの目安として考えても良い数字かなと思いました。
発表されている坪単価に1.3倍をおおよその良さとして考えておけば、実際からはそう大きくは外れないと思います。