間取り設計の途中経過 2階編




途中経過の間取り、2階です。

1階はこちらへ→ 間取り設計の途中経過 1階編

わが家の間取り、特に2階は、あまり一般的ではないと思います。

二人家族専用の間取りです。

ホテルのスイートルームや、コテージのロフトをイメージして設計士さんにオーダーをしました。

特徴的なのは、廊下を作らなかったこと。

壁を作って、各部屋やクローゼットを作るよりも、どこでも自由に歩けるようにオープンなまま。

そのコンセプトのもと、2階の部屋全部を、直接つなげてほぼオープンにしてしまったわけです。

奥の寝室へは、一方の寝室を経由しないと行けない構造です。

なので、手前の部屋は、部屋であって部屋でないような場所です。

2階は、二人以外は、絶対に誰も来ない空間なので、これで無問題。

ホテルのスイートルームもこういう構造なので、不安はありませんでした。

2階も課題がふたつ

1階と同様に、2階も検討事項がふたつあります。

課題1 吹き抜けが絡む場所

階段が右上がりか左上がりかによって変わって来ますが、左下の1畳分が、ただの無駄なスペースとなっております。

ここも、吹き抜けにしたかったのですが、一条ルールでNGでしたヽ(;´ω`)ノ

一条では、家の長さの半分までしか吹き抜けが作れないというルールです。

うちは、横が8.5マスなので、吹き抜けはその半分の4マスがMAXとなるわけです。

無駄なスペースになるなら、いっそのこと全く無くしちゃうことも考えましたが、それもやはり一条ルールでNGでした。

総二階建てにすることが、i-smartのルールです。

バルコニーにすることで、このルールを回避できる可能性はありますが、外観上も考慮すると、やはり削るのは難しそうでした。

課題2 南面の壁の有無

二つ目が、リビング階段に面している部屋の南面の壁をどうするか。

ひとつの案としては、腰高にして、1階と繋がりある空間とする。

広がりある空間になって、広々と部屋を使えそう。

南からの一番明るい窓に面することになるため、明るい部屋になることが期待されます。

一方で、1階からの音も空気もだだ洩れ状態に。

そして、プライバシーの確保も難しくなります。

完全なプライベート空間にするには、壁で覆ってしまうことになります。

スリットウォールにしたら、それなりの採光は望めるでしょう。

そして、部屋としての囲われた安心感は出るでしょう。

しかしながら、階段を上ったその空間が、本当に無駄な空間となるのが、ネックでした。

せっかく廊下をなくす方向で検討していたので、かなり悩んだ場所です。

まとめ

2階をどう使うかを考えるのが、2階の間取りを決定していく上で重要と思いました。

動線の優先順位において、2階は何が大切か。

階段からバスエリアが一番遠いこと、WICまでも距離があることは、日々生活をしていくうえでどう影響するか。

脳みそ沸騰させながら、あれやこれや考えていた時期でした。



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