1階のウォークインパントリーの収納には、紆余曲折がありました。
間取りは、こちらです。

初期プランは、自在棚
当初は、シンプルに自在棚を右側一面に入れてもらう予定で設計は進んでいました。
しかし、途中で真ん中に壁が出現してしまいました。
というのも、一条で用意できる自在棚には、1800サイズはないのだそうです。
以前はあったのにと、設計士さんはおっしゃっておられましたが。
とはいえ、この狭い空間に壁を付けて区切るのは・・・ちょっと・・・避けたい。
ということで、一条オリジナルの自在棚設置案はなくなりました。
代案
では、このまま何もない空間のまま引渡してもらうのか。
それは、避けたい事態です。
DIY
設計士さんは、ホムセンで買って自分で付けたらどうですかとおっしゃいます。
うちの設計士さん、「ホムセンで買った方が安いですよ。」とすぐにおっしゃる。
一条工務店に1800サイズの自在棚がないのは、その長さの物を左右だけで支えるのは危険だからという理由です。
それを知った上で、DIYで1800サイズの自在棚を付けるのはリスクを伴います。
耐荷重がかなり下がってしまいますし、板がたわんできてしまうのも、あまりよろしくありません。
自分で設置したら、そもそも耐荷重がどのくらいかもわかりようがありません。
パントリーですから、重い水分も乗せるでしょうし、強度は必要です。
システムパントリーウォークインタイプ
次に、標準で入れられるウォークインタイプのパントリーを検討しました。
こういうやつですね。

一条工務店の収納は、かなり種類が豊富で、これらが1部屋1つまで無料で付けられるのは、かなりお得だと思います。
サイズや内容にかかわらず、どれでも1個は1個。
なので、大きいものを採用する方がお得になるわけです。
採用しない手はありません。
スライド式の使い勝手に不安
ただし、懸案事項がないわけではありませんでした。
スライド式の棚の使い勝手についてでした。
採用しましたーという先輩ブログを見つけることが出来ず、そこが不安な点でもありました。
そこで営業さんに調べてもらって、近くの展示場まで、ウォークインタイプの収納を見に行ってきました。
わが家で採用を検討しているものよりも小さいタイプでしたが、十分に参考になりました。

引き出しがいっぱいなのが、パントリーとして使い勝手が良さそうです。
スライドの棚も思ったほどは重くないし、思ったほどジャマにはならなそう。
ただし、引き出しが多いのが便利には違いませんが、一方で、汎用性が制限されるとも言えます。
大きいものを収納したくなった時には、この棚が返ってネックになるリスクがあります。
そして、窓
設計中は、とにかく窓へ執着してました。
システムパントリーを設置すると、右側のWICの窓が無くなります。
パントリーというものは、採光は必要ないというのが定説ですし、そもそも付いている間取りを見たことはありません。
ここまで来ると、理由がというよりも、「窓はなくてはならないもの。」という思い込みだったのかもしれません。
いずれにせよ、窓をなくすという英断にまで、至りませんでした。
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IKEA ALGOTシリーズに心移り
そんなころ、ちょうどIKEAに行きまして、ALGOTシリーズを見て、「これだわっ」と思ってしまったのです。

棚とカゴタイプの引き出しを自由に組み合わせて、自分の家仕様にできるのが魅力です。
多くのことを決めないといけなかった当時、収納計画を考える余裕がなく、住み始めてから、必要に応じてアルゴートシリーズで整えていけば良いわ、今は、考えるの放棄したっ!!という気持ちもありました。
それに、アルゴートシリーズで統一した収納スペースを作れたら、それだけで「整っている感」を出せるのではという淡い期待も手伝っていました。
パントリーと違って、「整っている」感を得るのは難しいですが、後から使用方法を変えられるのは良いですね。
ただし、既製品ですから、横幅が決まって来ます。
そうなると、うまい具合に部屋の幅を棚が一致するかという懸念材料が残りました。
巡り巡って、自在棚に戻る
そして、営業さんからも提案がありました。
設定外オプションで、造り付け棚を作ることもままありますよというお話でした。
大建工業やパナソニック、リクシルなどだそうです。
モデルハウスにもカタログは用意されていました。
要は、ただの自在棚です…。
それでも、やっぱり自在棚が…無難なんですよね。
まとめ
最終的には、ダイケンのカンタナというシリーズの物を選びました。
一条オリジナルではないのを、お高いのにわざわざ採用した理由は、壁を作らなくても1800サイズの自在棚を作れたからです。
やはり収納場所に自由度が高いことは必須でした。
そして、入居時に、設置されていることも必要だと考えました。
で、窓も設置できる。
これらのことを網羅するのは、やはり自在棚だったということです。
残念ながら、一条の制限にかかってしまったので、社外オプションを採用することになり、費用アップになってしまいました。