自分たちの打ち合わせを振り返って思うことは、一条工務店で家を建てる際には、オプションについては自習が必須ということです。
打ち合わせは、次から次へと決断することの連続です。
打ち合わせとは、決めることと言い換えても良いくらい、決めることばかりです。
あまりに決めることが多く、全てにゆっくり考える時間を取ることはできません。決めていく作業の中で、やっつけ作業になってしまったりもしました。
その場で慌てないように、のちのち後悔しないように、事前学習をして打ち合わせに臨むことを強くお勧めします。
オプションの事前学習が必要と思う理由は、3つ
一条側からの積極的オススメがない
1つ目の理由としては、オプションを積極的に付けるという姿勢が、そもそも、一条工務店にはないように思うからです。
一条工務店では、必要十分な設備を標準で整えているので、会社としてオプションを重要視していない傾向があります。
そして、顧客にオプションが多く付けてもらったからといって、営業さんや設計士さんの評価アップ、報酬アップにはつながらないそうです。
そのため、一条側からオプションを勧められることはあまりないと言われています。
施主側から積極的に情報収集をしないと、知らなかったオプションも多々存在したということが、後から発覚します。
もちろん、オプションを付けなくても十分に満足のいく家は建ちますが、あとからこんなオプションがあったのかと後悔するよりは、事前にネットなどで情報をたくさん持っていて損はありません。
実際に、わが家も、設計士さん営業さんからのオススメされたオプションは、ほとんどありませんでした。
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打ち合わせ時間には限りがある
2つ目の理由としては、打ち合わせ時間が少ないということが挙げられます。
とくに、わが家担当の設計士さんが多忙な方でした。打ち合わせ回数も多くは取れなかったので、常に急かされていた印象です。
限られた時間しかない打ち合わせ中には、ゆっくりオプションを検討したり相談したりする時間はなかったです。
オプション選択を急かされたわが家のケース
打ち合わせが3回目で、大枠の間取りが決まってきたころ、その日の打ち合わせの終盤で、設計士さんから言われました。
「あと30分くらい時間は大丈夫ですか?これから室内の仕様を決めましょう。」と。
え、え、えーーー、今から決めるんですか((((((ノ゚⊿゚)ノと、とても驚きました。
前回の打ち合わせでは、「次回までの宿題として、仕様書一覧の中の、内部仕様の部分を見ておいてください。」と言われてましたが、オプションについて、これほど慌てて決めるとは思っていませんでした。
それでも、クローゼットの中身まで、決めさせられました((>д<))
いろいろなブログを読んでいて、それなりの事前学習していたので、一応は決められました。
が、各オプションの説明を受けることなく、その場でオプションを決めるのはとても大変なことです。
もう少し、時間をくださーーーーいと、何度思ったことか(*_*)
オプションを決めていく過程
仕様書をめくりながら、建具の色はどうしますか、床はどうしますかと、どんどん答えを求められます。
考える時間はほとんどなく、決めていきました。
どこの壁に何を付けるかとか、補強しておく壁はどこかとか、棚の枚数とか、何センチのところに棚を付けるかとか、クローゼットの中身はどうするとかとかとかとか。
そんなの、その場で聞かれたって、答えられるわけない(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!!
ほぼ全部答えた私って、偉いかも。
でも、感覚で答えただけなので、実際、なんて答えたのか覚えてないし、ほんとにそれで決めてしまって良いわけではありません。
知らないオプションがいっぱい存在する
一条工務店で家を建てる際には、標準の住設やオプションの一覧が出ている仕様書という冊子を渡されます。(支店によっては、冊子もなくて、口頭説明のみのところもあり。)
それを見ながら、さまざまな住設を決めていくわけです。
しかしながら、その冊子には、出ているオプションは、メインのものだけで、すべてのオプションが出ているわけではありません。
設計士さんとの、「こういうものが欲しいんです。」という会話の中から、「実は、〇〇というオプションがあります。」と紹介されることがあります。
または、ネット上に紹介されている他の方の建築事例の中から、「え、こんなオプション知らない・・・。」というものが、意外とたくさんあったりします。
例えば、わが家があとから知った採用できるオプションが3つあります。
- キッチンのタッチレス水栓の温度調節機能のあるタイプ
- マグネットの相方
- 防音壁&ドア
1.のキッチンのタッチレス水栓は、わが家で採用したオプションのひとつです。
その使い勝手が、いまいちよろしくありません。
それを解消できるものがありました。タッチレスで水と温水とを変えられるタイプのタッチレス水栓。
一条から渡された冊子のオプション水栓一覧には載っていませんでしたが、普通に採用できたのだそうです。
2.の、マグネットの相方は、壁の中にマグネットがくっ付く素材を入れておけるオプション。
わが家は、リモコンニッチを付ける場所がなかったので、せめてマグネットがくっつく壁が欲しかったなと思いました。
3.の防音壁については、リビングのソファの場所の真後ろがトイレです。
ソファに座っていると、トイレ内の音が聞こえたりします。
トイレの壁は、防音にしておきたかったです。
いずれも、知っていたら採用していたであろうオプションたちです。
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結論
オプションの事前学習の重要性は伝わったでしょうか。
その場で慌てて決めても、結局は、持ち帰って、メモを見ながら再検討して、変更することになります。
自分たちだけで考えてどうするか悩む時間の方が、打ち合わせの時間の何倍も必要でした。
その場では、オプションについての質問すらする時間もありませんでした。
そもそも、質問すら思い浮かばず、帰って見直してから聞きたいことがたくさん浮かび上がって来ます。
次の打ち合わせで聞くわけですが、二度手間三度手間。
事前学習して臨んでいれば、もっと効率よく打ち合わせ時間が使えただろなと思います。
オプションの事前学習の具体的な内容としては、ブログによる情報収集と、ショールームをたくさん見て回ることだと思います。