一条工務店のアイスマートで建てたわが家の浴室と洗面室兼脱衣所を、ご紹介します。
広さは、30坪程度の家では一般的な、坪浴室と坪洗面室兼脱衣所+収納です。
浴室、洗面台ともに、一条工務店オリジナル製品です。
オプションも全く採用していない、シンプルな浴室と洗面室です。
家全体には、オプションを積極的に採用しましたが、浴室と洗面室の水回りには、全く採用しませんでした。
設計時の記事からも、浴室と洗面室にはほとんどこだわりがないことが伺えます。
しかしながら、オプションを採用はしないまでも、間取りの工夫をすることで、使い勝手の向上を図りました。
アイスマートに建て替え 狭い洗面室に施した工夫は2つ
1坪の洗面室は、広さは十分かと問われると、十分ではないが、狭すぎてどうしようもなくはないというほどではない・・・という感じです。
1坪洗面室、旧宅洗面室の使い勝手の悪さ
1坪の洗面室は、旧宅と同じ広さです。
旧宅では、かなり使い勝手の悪かった洗面室です。
その理由のひとつが、ドアが洗面室に向かって内開きでした。
そのため、ドアの開閉にひっかかる1/4畳分は、デッドスペースでした。
さらに、1/4は洗面台、1/4は洗濯機置場ですので、実質の作業スペースは1/4帖のみでした。
そこに洗濯かごを置いたりすると、動線が全くふさがれてしまいます。
通るたびに洗濯かごを避けたりどかしたりしていて、面倒でした。
さらに、旧宅の洗面室には、収納場所が皆無でした。
そのため、隙間家具を置いたり、棚を後付にしたりして工夫をしましたが、いかんせん、使いにくかったです。
アイスマートの設計に際して行った工夫とは
旧宅での不便さを踏まえて、いかにして改善していくかを考えながら設計をしました。
扉の方向
扉は、妥協できない点でした。
本来であれば、引き戸にするのが、一番効率的です。
ですが、引き戸を設置するのには、間取りの制限が出てきます。
引き戸を収納する壁がないと、ドアを開けることができません。
わが家は、引き戸が引き込まれるはずの壁に収納を設置してしまったために、引き戸案は採用できませんでした。(下図の→方向)
そのため、次善策として、開き戸を洗面所から外側に開く方法しました。(青丸部分)
洗面室内にデッドスペースができるのを防ぐためです。
ドアの開く方向を変えただけですが、ストレスが解消され、格段に使い勝手が向上しました。

洗面室に収納を設置
1坪の洗面室に、クローゼットをひとつ設置しました。
そうすることで、洗面室の1坪スペースには、洗面台と洗濯機以外を置く必要がなくなりました。
洗剤類のストック、タオルなどの溢れ出てくる物品を、全て、クローゼットに押し込むことで、洗面室内のスムーズな動線も確保できました。
限られたスペースを効率的に使うことができています。
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内覧会
浴室と、洗面室兼脱衣所の間取りは、このようになっています。

浴室
浴室は、一条工務店のスマートバスです。浴槽は、スクエアタイプ。
お掃除が楽なように、凸凹がないタイプの浴槽にしました。
仮住まい中は、凸凹いっぱいの浴槽で苦労しました。
色は、壁(床はセット)と浴槽とそれぞれ選べます。ウッディホワイトの壁に、ホワイトの浴槽にしました。
仮住まいのお風呂が壁も床も浴槽も黒で、同じく苦労しましたので、ホワイト系を選んで大正解です。

後悔ポイントは、窓です。
設計士さんに言われるままの形と大きさにしてしまいました。
窓を開く機会はそれほどないものの、開閉のとてもしにくいタイプ、かつ、場所です。
洗面室兼脱衣所
洗濯機置場
洗濯機置き場ですが、後ろに窓が着いています。
これは、外観の都合で付けた窓です。
洗濯機を置く前の写真では明るそうに見えますが、実際には洗濯機で塞がれており、明り取りの効果は感じられません。

洗面台
洗面台は、一条工務店オリジナルタイプで選べる中で、一番小さいもの。
色は、ピアノホワイトです。
せめて、もう30cm幅広の洗面台を設置したかったのですが、間取りの都合上、叶いませんでした。
使い勝手は、普通です。

壁紙と床
標準仕様
の中から選びました。
壁紙は、一条工務店オリジナルのIC-1022です。
床は、クッションフロアにしました。一条オリジナルの標準品の中にあった、東リ製の、CF4343です。
水回りは、寒色系を選びがちですが、あえて暖色系にしました。
写真では分かり辛いのですが、オレンジ系の壁紙と、うっすらベージュのクッションフロア。
ピアノホワイトの洗面台とも合っていて、暖かみのある洗面所に仕上がり、満足しています。

洗面所の収納
わが家のバスルームの唯一のこだわり、かつ、一番のヒットは、この収納です。

これは表と裏で一対の収納になっているタイプです。
写真が無いので、図でご紹介。

バスルーム側が、図の右側の棚とカゴの引き出しが付いているタイプです。
折れ戸が付いています。
衣類、タオルの整理を考えると、カゴ式の引き出しはとても便利です。
自在棚ではなく、クローゼットタイプにして良かったです。

裏側は、ウォークインクローゼットWICに面していて、ブックシェルフタイプです。

奥行きは、バスルーム側が60cmで、シェルフ側が30cmです。
このクローゼットを洗面室に付けたのは、設計士さんの提案で、大正解でした。
洗剤類のストック、タオル、下着・パジャマ等を収納しても、まだまだ余裕があります。
ここに全部収納できているので、洗面台の下部収納は空っぽです。
さらに使い勝手を良くするために、実は、クローゼットの扉を撤去してしまっています。
クローゼットの扉の開閉も面倒ですし、なによりも、飛び出してくる折れ戸が動線の邪魔になったからです。
クローゼットのドアがここに飛び出してくると、せっかくドアを外向きに開くようにした効果が半減してしまいます。
中がむき出しになっていて、見た目の美しさはありませんが、ここは家人しか来ない場所ですので、使い勝手を優先させました。
結果、扉を撤去して、これまた大正解です。

まとめ
浴室と洗面室兼脱衣所には、最小限のスペースしか割くことができず、狭いのですが、ちょっとした工夫をいくつか積み重ねることで、旧宅よりも遥かに使いやすいものが出来上がりました。
浴室と洗面室兼脱衣所には満足しています。