ここを改善してほしい、一条工務店のオリジナル住宅設備品たち 使い勝手のレポ




注文住宅を建てる際に、住宅設備は、いろんなメーカーから選んで採用するのが一般的だと思いますが、一条工務店で家を建てる場合は、一条のオリジナル住設の中から選ぶことになっています。

住宅設備とは、キッチン、洗面台、お風呂、建具、収納など。

好み、ご意見はいろいろあるだろう中で、どの住設も可もなく不可もなく、最大公約数的に作られたんだろうなと感じています。

一般的にメーカーでは、グレード別に多くのシリーズがありますが、一条オリジナル住設品は、グレードは無いわけではないですが、いずれも、さほど差はない印象です。

すごくカッコ良いとか、最新の設備でびっくりするほど使いやすいとかは無いけれど、かといって、なんじゃこりゃーということも無いので、誰にとってもまぁまぁな及第点なのでしょう。

 

改善を求む使い勝手がいまいちな住設

でも、そんな中で、私的には、どーにも具合がよろしくないと思うもの、こうだったら、より良いだろうにと思うものがあります。

あくまで、私個人の感想ですが、参考になさってください。

① クローゼットの仕様

カゴ

なんとかしてほしいナンバーワンはと言いますと、パントリーのカゴ!(´Д`;)

一条工務店のオリジナルのパントリーの一種ですが、このような中身になっています。

この引き出しになっているカゴ、一見、とても使いやすそうです。

 

ですが、このカゴ!ストッパーが付いていないのです。

普通、こういったカゴの引き出しは、ストッパーが付いているので、カゴを引き出すと最後に引っかかりがあて、落ちてこないような仕様になっています。

わが家の採用したウォークインクローゼットのカゴ引き出しも、そういったストッパーが付いています。

しがしながら、一条工務店のパントリー式のクローゼットに設置されているカゴ引き出しは、奥の方のものを取り出そうとすると、10回中9回はカゴが落ちますヾ(。`Д´。)ノ

勢い良く引き出すと、その勢いでカゴごと落ちます。

毎日のことなので、いちいちイラっとしております。

引き出しは引き抜きやすいに越したことはないですが、落ちにくい装置も合わせて付けておいてほしいです。

片側に開くスライドタイプの扉が好きではありません。

確かに、横に広いクローゼットには、スライド式の開き戸がデフォルトだと思います。

ですが、1マス収納には、観音扉の方が使いやすいと思うのです。

観音扉の方が開け閉めしやすく、使いやすい。

使用感は、個人の好みによるところが大きいのでしょうが、世の中の多くの1マスクローゼットが観音扉タイプだということを鑑みると、観音扉を好む方も一定程度はいらっしゃると思います。

せめて、観音開きタイプを選択できるようにしていただけると嬉しかったなぁと。

 

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② 洗面台

洗面台には、二箇所改善を求めます。

蛇口

どーにも気に入らないのが、洗面台の蛇口部分です。

青丸で囲んでみました。

写真だと分かりにくいのですが、水を出したり温度を操作するレバーと、水が出てくる蛇口とが別々になっています。

この仕様の意味が分かりません。

ふつーに考えて、スムーズな動線は、水を出して、その真下に手を移動して洗うものです。

それなのに、この蛇口だと、水を出す調整をしたあとに、斜め横に手を動かさないといけません。

たかがその程度、でも、そういう、ほんの細かいことの積み重ねで、こういった住設の良し悪しが決まってくるように思います。

そもそも、分けてあるがために、掃除しなくてはいけない根っこの部分が2ヶ所になってますo(`ω´*)oプンスカプンスカ!!

蛇口の根元はとても汚れやすく、掃除しにくい場所です。

下に蛇口を設置しない洗面台もあるくらいなのに、なぜ、わざわざ蛇口の根元を二つにしてあるのでしょうか。

別々に分けて、何の利点があるのか思いつかないのですが。

ステンレスの部分も、二箇所に別れていることで面積が広く、日々のお手入れも面倒です。

洗面台下の収納

洗面台の下の収納が引き出しではないというのも、マイナスポイントです。

効率よく収納場所を使うには、引き出しの方が絶対に使いやすいと思います。

メーカー品では、必ず引き出しタイプが用意されています。

たぶん、グレードの高いタイプは、必ず引き出し収納です。ということは、引き出しタイプのほうが使いやすいはずです。

観音扉タイプの収納になっていても、結局、中に引き出しを入れて整理整頓することになります。

そして、見た目的にも、はっきり言って、観音扉タイプはダサいです( ゚∀゚; )タラー

もし、今から再度設計をすることがあれば、この洗面台はマルっと別のものに変更したいですね。

 

③ スマートキッチンの引き出し

スマートキッチンを採用しています。

スマートキッチンの収納は、すべてが引き出しになっているので、本来であれば、とても使いやすいキッチンであるはずです。

しかしながら、やはり、「なぜ、この仕様・・・」と思わざるを得ないところがひとつあります。

それは、引き出しの中の部分です。

キッチンシンクのところの引き出しですが、こんな感じに二段になっています。

 

 

これの下段の大きい引き出しを開けると、中にも引き出しがあります。

お目汚しの写真ですが、引き出しin 引き出し。

写真でおわかりいただけますでしょうか。

二度引き出さないといけない引き出し、ワタクシはものすごーく不便に感じます。

二度も引き出さないと取り出せない収納なんて、めんどくさすぎて、ほぼ使わないものを収納する、デッドスペース化しております。

他のメーカーのキッチンの写真を見てると、二段のものも少なくないので、これは一条に限らず、標準的な仕様なのかもしれません。

とはいえ、他メーカーでは、ちゃんと3段の引き出しになっているものだって、存在します。

なぜカップボードと同じに、3段の引き出しにしないのでしょうか?

キッチンは、使い勝手こそが肝になる住設です。

ぜひに、細かいところまで行き届いた仕様にグレードアップしていってください。

 

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オープンステア

一条工務店のi-smartやi-cubeシリーズでは、オープンステアを採用できます。

オープンステア、シースルー階段、ストリップ階段、スケルトン階段など、いくつか呼び名があるように思いますが、一条工務店ではオープンステアと呼び、売りになっている自慢の階段ですね。

でも。

一条のオリジナル階段はこれなんですが、どうにもスッキリとした印象とは言い難いものです。

 

青線で囲ったこの部分が、ゴツい印象をあたえるんです。

せっかくのすっきりを目指したオープンステアと、相反するこの鉄の支え、なんとかこの鉄柱を無くしたタイプにならんものかと夢想しております。

みなさま、ぜひ、画像検索してみてください。

すっきり美しいスケルトン階段の画像がいっぱい見つかります。

一条工務店の在来工法のシリーズの家のオープンステアでさえ、すっきりとかっこよいです。

せっかく、すっきりを目指して設置するオープンステアなのに、なんで見た目にこだわっていないものが出来上がってしまったのか。

なんだかもったいない気がします。

 

まとめ

一条工務店で家を建てて、いくつか改善してほしいなと思うことがありました。

その中の、住設についてを取り上げてみました。

とはいえ、総じて可もなく不可もなくといった住設たちなんだなという感想は、やっぱり変わりありません。

一条の住設たち、悪くはないですけどね。



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