問題を乗り越えて、一条工務店のスマートキッチンにミーレ食洗機を施主支給する決断に至った経緯




わが家が一条工務店で家を建てた際には、食洗機を施主支給する方向で話が進み始めました。

その過程の詳細は、前記事をご参照ください。

食洗器についての一考察-一条工理由務店でミーレ食洗器の施主支給に至った理由

2018年1月27日

施主支給するための情報収集

ネット検索

さて、食洗器を施主支給するとなって、実は茫然。

なにをどうして良いか、一条側は何も情報を持っていません。

とにかくネットを調べまくりました。

一条のオリジナルキッチンで、パナ以外の食洗機を付けたおうちがあれば、ぜひ参考にしたいと思って。

思い付く限りの検索ワードでググりましたが、見付かりませんでした。

ショールームに足を運ぶ

ここで心が折れかけて、あきらめようかとも思ったのですが、とりあえずフロントオープンの食洗機を取り扱っているショールーム巡りをしようと思い立ちました。

調べてみると、フロントオープンタイプの食洗機を生産しているのは、日本製だとTOTO、リンナイ、ハーマン(生産終了したっぽい?)くらいでした。(2015年当時)

海外製のメインなところでは、ミーレ、AEG、カゲナウ、ASCO辺りですね。

それぞれの機種に特徴はあるのですが、わが家の場合はそんなことよりも優先しなくてはならないのは、とにかく一条のオリジナルキッチンにこれらの機械をビルトインできるか否か。

このメーカーのじゃなきゃイヤだよーんなんて贅沢は言ってられません。

とにもかくにも、食洗機を実際に工事してくれる会社を探さないとと思いました。

恐らく、TOTOやらのショールームに行ったところで分かりませんといわれるのだろうから、直販している代理店などを探しました。

比較的近くにミーレの代理店が二つもありました。

 

Sponsored Link

 

ミーレとの出会いと交渉

ミーレのショールームにての交渉

ミーレ代理店とメールでコンタクトを取って、ショールームを訪問です。

メールでは説明しきれなかった部分を、かくかくしかじかと説明。

お返事は、実際に建ったら、お宅訪問して、設置の可否を確認しますよというものでした。

いやいや、それでは間に合いません(→o←)ゞ

どうしてもミーレの食洗機は入れたいんです。

そのためには、パナの食洗機を事前に外しておかないといけません。

食洗機外しました、後からミーレも入れられませんとなったら、目も当てられない。:゚(。ノω\。)゚・。 ウワァーン

一条キッチンに入れられないなら、キッチン自体を変更するか、諦めてパナ食洗機にするか、設計段階の今の段階で決めないといけないんですっと、熱く語り、訴えました。

それならばと、技術担当の方が、展示場のキッチンを見に来てくださることになりました。

キッチン下見を許可くださった一条の営業さんには、本当に感謝です。

引き渡し後に自分たちの責任でやってねーと言いつつ、施主支給に協力的でした。

この営業さんでなかったら、叶わなかったかもしれません。

ミーレ技術担当による一条工務店モデルルームの下見

ミーレ代理店の技担当の方と、一条工務店の展示場で待ち合わせをしました。

早速、モデルルームのキッチンを見てもらいます。

私が一番心配していたポイント、水栓の分岐を作れるかとい点については、大丈夫そうとのこと。

マニュアルに「最低限○cmのスペースが必要」と書かれていて、そのスペースは確保できていないものの、工夫して工事してもらえることになりました。

一安心v(。・ω・。)ィェィ♪

技術担当者さんはキッチンの引き出しをあっちこっち開けたり、引き抜けるかなーとか、写真を撮りながら検証していました。

 

Sponsored Link

 

下見で見つかったふたつの問題点

ここで、思いもしなかった問題点が見つかりました。

ひとつめの問題

一条工務店のキッチンでは、一番端に食洗器が入ることです。

写真がなかったので、雑な図で失礼します。

キッチンを正面から見ると、こうなります。

上の図でいうところの45cm幅の部分ですね。

一般的なキッチンでは、シンクとグリル台の間に食洗機があることが多いようです。

ふたつめの問題点

キッチンが完成した状態で納入されるといことです。

一般的なメーカーのものだと、バラバラの部品が届いて、現地で組み立てるのだそうです。

どいうことか説明します。

キッチンの構造は、箱の組み合わせです。

コンパートメントごとに、ひとつの箱になっているイメージです。

食洗機の箱、シンクの箱、引き出しの箱、グリル台の箱があって、それらを繋げてあって、横板と天板で支えている感じです。

言葉で説明って難しいー。

でも、絵を描くのも難しいー。

分かりますか??

端にミーレ食洗機を入れようとする場合、食洗機のコンパートメント部分の箱をゴソっと

全部取り出すわけですね。

下図のようになります。

そうなると、左端は横板単体で天板を支えることになります。

この状態にすることは、リスクが伴います。

加えて、恐らく、横板と箱(二つ前の絵の赤い線)はしっかり接着された状態で搬入されてくるため、箱と横板を離そうとすると、横板が壊れるリスクがあると。

とことは、やっぱりムリってことですね…と、その場でなりました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・

解決策を探る

解決策の提案その①

そこで提案されたのが、シンクとレンジ台の間、60cmのところに、60cm幅の食洗機を入れてはどうかと。

とはいえ、ミーレ技術担当者さんも、60cmの方だったら本当に入れられるのか、確定診断を出す前に、もう少し検証したいと。

別の展示場で、今の仕様に合ったキッチンを見たい。(こちらの展示場のは古い仕様のキッチンだったらしい。)

一条の工事課の方にも質問したいことがある、ということでした。

ミーレ側は、後日、わが家担当の工事課のある展示場に行き、工事課長さんとともに、改めて検証をしてくださいました。(施主は同席せず。)

そこで検討した結果、少し追加工事が必要で、部材代金が追加になるが、60cm設置なら可能とお返事が来ましたワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ

解決策の提案その2

45㎝幅の場所に、パナソニックの食洗機が入った状態で納入された場合は、そこに45㎝のミーレ食洗機を付け替えることは可能かもしれないということでした。(食洗機を取りやめた場合は、そこは引き出しとなります。)

つまり、引き出しを取り出してミーレ食洗機は入れられないけれど、パナ食洗機を取りだして、ミーレを入れられる可能性はあると。

なので、今回の検討の中で、どうしても45cmミーレを採用したいとお考えでしたら、パナ食洗機を入れたキッチンにしてくださいと言われました。

悩みましたねぇ。

標準仕様のパナ食洗機を入れなければ、60,000円の減額です。

ただ、廃棄するためだけにパナ食洗機を付けるというのは、あまりにもったいないお話です。

 

Sponsored Link

 

問題を乗り越えて

ミーレ食洗器の45㎝のものと60㎝のものの値段の違いは、50,000円ほど。

食洗機の取りやめ分の-60,000円があるので、45㎝と60㎝との値段差は、ほとんどないということになります。

ほぼおねじ値段ならば、それは、大きい食洗機の方が良いです。

でも、一方で、60㎝を入れると、キッチンの収納力は下がります。

わが家は、カップボードの上部収納を付けていないので、キッチン収納力はそれほど高くはなく、余計に迷いました。

収納力とミーレ60cmサイズの能力を天秤にかけて、結局、わが家では60㎝のミーレ食洗機を入れることで、GOサインを出しました。

引き渡し後に設置工事をすることになります。

他のメーカーを検討することなく、一番最初に飛び込んだミーレで決めました。

ここまで、事前調査をしていただいたので、納得です。

他のメーカーの食洗機が気にならないわけではないけれど、ミーレで、十二分満足できると思います。

 

最後に注意点

一条工務店のスタンスとしては、引き渡し後に持ち主が自分の家をどうしようと、関知しませんといったところです。

なので、自分たちで追加工事をした部分については、一条の保証外となりますと。

保証のことに関しては、何度も確認をされました。

そんなの、分かってますよーだっヾ(。`Д´。)ノ

食洗機を施工する会社が、責任を持って施工しますって言ってくれてるんだから、食洗機工事で不具合が出たら、そちらの責任になるはずです。



Sponsored Link